TBC-Tokyo Breast Consortium 乳がんの診断・治療をおこなう乳腺専門医のいるクリニックと、 センター病院の安心な連携を目指す研究会

 

連携インタビュー 突撃★となりの連携医師

こちらは、クリニックから病院、病院からクリニックへと繋いで行くリレー式インタビュー コーナーです。
乳癌診療の病診連携や、TBCへの想いを語っていただきます。

Vol.25 - 2013年1月

クリニック医師
三鷹第一クリニック 宇井義典先生

三鷹第一クリニック

宇井義典先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
三鷹・武蔵野地区の患者様の検診と初期診断を主体に行っておりますので、地域の基幹病院である杏林大学病院 乳腺外科と武蔵野赤十字病院乳腺科と連携しております。
MRIやマンモトーム、乳管造影等の高次診断を要する方は連携機関にお願いしております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
自治体検診を中心に乳腺検診に力を入れており、早期乳癌患者さんの発見に尽力しております。
両基幹病院との地域連携パス制度の構築や医師会活動として検診精度管理にも力を入れています。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
近隣の専門機関がどのような活動をされ、工夫をされているのか皆様にご紹介できる場として積極的に活動していただければと思います。
転居等で他の地域にご紹介する場合など、医療機関の体制がわかりやすく紹介されれば役立つと考えます。

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Vol.24 - 2012年12月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
東京都下、特に三鷹武蔵野地区の医師会の先生と連携し、きめ細かい診療を心掛けております。
医師会の2次検診読影の勉強会にも参加しています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
三鷹武蔵野地区には乳癌に造詣の深いあるいは乳癌に興味がある先生が多数おられますので、要精査となった場合の良悪性の早期診断と適切な診療に寄与したいと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
乳房に不安のある方がお住まいの近くで乳腺疾患専門のクリニックあるいは病院を安心して探し出せるといいですね。
★次回連携医師指名
三鷹第一クリニックの宇井義典先生をご推薦申し上げます。

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Vol.23 - 2012年11月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
クリニックを開院しまして、がん患者さんの術後補助療法、再発乳がんの治療、抗がん剤治療、乳がん術後のフォローアップ、検診、セカンドオピニオンなどを主な業務として診療を行っています。しかし、クリニックだけでこれらの診療を行うことはできませんので、これまで長期間勤務していた病院(国際医療福祉大学三田病院、がん研有明病院)との間での緊密な病診連携を行っています。連携病院へは、CT,MRI,PET-CTなどの検査、様々な全身疾患を持つ患者さんの診断・治療、重症患者さんの治療などをお願いしています。また、新しく発見した乳がん患者さんを連れて行って、手術を行っています。病院からは、術後長期経った患者さんのフォーローアップなどを引き受けています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
病診連携は、患者さんが最良の医療を受けられるように、病院とクリニックの役割分担を明確にすることが必要です。また、病院とクリニックの双方が互いに必要とする関係を築くことが不可欠です。私は、専門とする乳がんの診断・治療だけでなく、乳がん患者さんの不安を少しでも和らげ、安心して生活できるように支援することに全力を注いでいます。また、患者さんを専門性の高い専門医(病院)へ送り届けることが私の社会的な使命と考えています。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
各専門施設の先生方と、クリニックの医師との情報交換に大いに期待しています。
★次回連携医師指名
杏林大学の井本滋先生

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
大学病院で実践できること、できないこと、一般病院、診療所で実践できること、できないことを十分に考え、そして患者さんにとって最適な選択肢を考えています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
患者中心の最適な病診連携を構築していきたい。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
連携しようとする医師間に、病診連携に対する考え方の違いがあってはいい連携は実現できません。まずは自分たちの施設でできること、できないことをはっきりさせることが重要だと思います。多くの施設の先生方とじっくり話し合い、連携のネットワークを広げられたらと思っています。
★次回連携医師指名
杏雲堂病院 腫瘍内科 河野勤先生

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Vol.22 - 2012年10月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
たくさんの病院、クリニック様へ患者様をご紹介させていただいております。 ご対応いただきありがとうございます。また、 他院からの検査依頼(特にマンモトームや乳管鏡など)、手術依頼などの対応をしております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
患者さんのご負担軽減と各施設での診療にでわずかでもお役に立てることがあれば幸いと思っております。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
各施設の先生方との意見交換、情報交換がとても有意義です。
★次回連携医師指名
東京医科歯科大学 乳腺外科 佐藤隆宣先生、よろしくお願いします。

病院医師
がん研有明病院 蒔田益次郎先生

がん研有明病院

蒔田益次郎先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
がん診療拠点病院には乳癌ならびに乳癌を心配する患者様が集中する傾向があり、当院でも日常診療への負担は大きくなってきています。その負担を軽減するためにがん研有明病院では乳腺センターの設立を期に東京周辺の乳腺専門クリニックへお伺いして術後や良性疾患の患者様の検診についてお願いしています。そのネットワークは20施設を超え、今後は補助療法などもお願いしていく予定です。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
依頼をするだけの連携でなく、がん診療拠点病院として私たちの診療成績を定期的に公表して行きたいと思っています。実際には年に1度がん研有明病院乳腺センターワークショップ(毎年3月第一日曜日開催)を開き、テーマごとに当院の成績について発表しています。今後は医師のみならず乳腺疾患に関わる医療従事者とも交流できるようにし、乳腺診療のレベルを地域で共有できるようにと考えています。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
連携にはまず相手を知ることが第一だと考えます。TBCはそのいい機会になっていると思います。面識の次に信頼が加わってお互いが結ばれます。そうして結ばれた糸がたくさん重なって織り込まれて網の目ができます。たくさんの乳癌患者様が支えられるきめの細かい強靭な網ができることを祈っています。
★次回連携医師指名
よしもとブレストクリニック 吉本賢隆先生

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Vol.21 - 2012年9月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
さいたま市のクリニックなので、患者さんの多くは地元の埼玉社会保険病院や埼玉県立がんセンターに紹介しています。都内だとがん研有明病院や国立がんセンター中央病院を希望する方が多いです。私自身も医師会が運営するさいたま市民医療センター(3年前に開設)のオープンベッドを利用して手術を行っています。
また終末期患者の見取りも社会保険病院や市民医療センターにお願いしています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
基幹病院の苦労を知っているので、可能な範囲で役に立ちたいと思っています。都内の施設から術後長期経過した症例を紹介されたり、新患では逆紹介で3割ぐらいは戻ってくるので少しは負担軽減につながっているかと。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
首都圏なので都内の施設を選択する患者さんが結構いますが、TBCに参加したことで、紹介しやすくなったと感じることがあります。
また専門医の資格は同じでも、考え方には違いがあるようで、各施設の治療方針を知るうえでTBCは重要だと考えています。
★次回連携医師指名
がん研有明病院乳腺外科 蒔田益次郎先生。

病院医師
都立大塚病院 柿本應貴先生

都立大塚病院

柿本應貴先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
当院は主に豊島区検診施設から多くのご紹介をいただいています。2012年から当院でも東京都がん医療連携手帳が利用できるようになりました。患者さん、病院、クリニックそれぞれにとってわかりやすく利点が多いシステムです。鶴田耕二副院長のもと普及に務めています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
豊島区、近隣在住患者さんの乳癌診療の拠点として。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
患者さんにより安心して診療を受けていただけるような体制作りの勉強をさせていただきたいと思っています。
★次回連携医師指名
四谷メディカルキューブ 長内孝之先生 よろしくお願いいたします。

※宮本先生の予定でしたが都立大塚病院をご退職により、宮本先生から柿本先生にバトンが渡されました。

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Vol.20 - 2012年8月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
基本的には乳癌検診・二次精査・乳癌の診断がクリニックの役割と考えます。乳癌と診断された方は、治療を受ける病院の選定にあたって、ご自分で調べられたり、友人知人からの助言をもとに判断される方が多いと感じます。現状では、その流れで紹介状/資料の作成をおこない、患者自身に病院の初診予約をお願いしています。
また、地理的な要因で東京都立駒込病院での検査や治療を希望される方が多く、多くの患者の受け入れをお願いしています。駒込病院で非常勤医師として勤務している兼ね合いで、クリニックで乳癌の診断→駒込病院で手術/化学療法→クリニックで内分泌療法の投薬/定期検査のよいモデルができていると思います。
そのほか、良性病変があるため検診を進めずらい患者、乳癌術後10年を超えた患者の定期検査もおこなっています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
 
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
(Q2とQ3に対する解答)
現状では、患者さんが希望される病院への紹介をおこなっています。病院の特色が把握できれば、主体的に検査や治療のための紹介の振り分けができると考えます。また、まだまだ『クリニックで乳癌の診断→連携病院へ紹介し手術等の治療→連携元のクリニックでの通院・定期検査』の流れは十分にできていないと思われます。乳腺領域の医療連携は、病院は混雑の緩和、クリニックは患者数の増加による経営の安定と互いにメリットが期待できます。単一の施設/クリニックだけでは自ずと限界があり、東京をはじめとした地域のシステムとして、医療連携をおこなえたらと思います。
★次回連携医師指名
次回は都立大塚病院の 宮本博美先生を指名します。

病院医師
国立がん研究センター中央病院 乳腺外科 北條隆先生

国立がん研究センター中央病院 乳腺外科

北條隆先生

※写真は病棟にて 看護師長さんと北條です

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
患者さんのメリットが大きい連携先との2人主治医制の説明をしております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
がん専門病院として、あらゆる病態にあわせて適切な治療を提供していきたいと思っております。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
患者さんに対して、TBCによる連携クリニック・病院が一つの医療チームとなり、一人一人の病態に応じた質の高い医療を提供することを期待します。
★次回連携医師指名
こう外科クリニック 洪 淳一 先生

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Vol.19 - 2012年7月

クリニック医師
中村外科・小児科医院 中村明彦先生

中村外科・小児科医院

中村明彦先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
国立がんセンター中央病院(当時)を中心とするTBCの前身と言える医療連携の御仲間に入れていただきましたのがきっかけで、TBCの初回会合より参加させていただいております。
それまでは出身医局とその関連病院への紹介がほとんどでしたが、TBCを通じて多くの先生方の顔が見えるようになり、現在は患者さんの希望に沿って色々な施設にお世話になっております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
患者さんや家族は基幹病院でも[とにかく早く診てもらいたい]という希望を常にお持ちです。
紹介する側も病院には患者さんのニーズにできるだけこたえていただきたいと願っておりますが、同時に、乳腺外来がパンク状態にある事は身をもって経験し、知っておりますので、病院の先生方の疲弊と燃え尽きを一番心配しています。
クリニックで出来るだけのお手伝いをさせていただきたいと常々考えておりますが、病院からの逆紹介は我々にとっては常に待ちの姿勢ですので、術後の投薬や良性疾患の経過観察など我々にできる事は御遠慮なく御依頼いただければと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
今後も多くの先生方と気兼ねなく本音で話ができる場を提供し続けていただければと思います。最近始まった学術的な勉強の会も大変ありがたいです。
毎回のテーマ設定にご苦労いただいている世話人の先生方に感謝いたしております。
★次回連携医師指名
次回は国立がん研究センター中央病院 乳腺外科 北條 隆先生 にお願いいたします。

病院医師
都立駒込病院 有賀智之先生

都立駒込病院

有賀智之先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
当院は足立区、荒川区の患者様が多く、大塚ブレストケアクリニック大塚先生、関根先生、堀メディカルクリニック堀先生と積極的に連携させていただいております。
大塚ブレストケアクリニックの大塚先生とは数年来臨床研究を一緒に行わせていただいており、また関根先生は4年近く駒込で一緒に働き、現在も週に一回駒込病院にて外来をしていただいていることもあり、手術患者さんの術前後の連携や良性乳腺疾患でフォローアップが必要な方など乳腺疾患にかかわる多種多様の連携をさせていただいております。また堀先生には一般の乳癌患者さんの連携の他、術後浮腫などで困ったときにどうしたらよいのかご相談させていただいたりしております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
連携する医師間のコミュニケーションを活発にし、患者さんの利便性が高まるような連携を目指していければと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
連携をとる医師同士が話もしたことがないようだと、決して連携はうまくいかないと思います。実際の連携を行いながら問題点などを探し、話し合い、改善する中で徐々に成長するような連携を構築していただければと思います。
★次回連携医師指名
次回は大塚ブレストケアクリニックの関根進先生を推薦させていただきます。

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Vol.18 - 2012年6月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
初診時に超音波検査をおこない腫瘍病変は細胞診・太針生検で病理診断までおこない、診断が不確かな場合や穿刺困難例は直接、国立がん研究センター中央病院にお願いしています。
地域連携は武蔵野赤十字病院と組んでいます。
年間16〜18例ですが、連携病院からの術後報告(病理診断)は日常診療の糧に、また励みになります。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
乳腺診療に自信のある診療所は2次検診の精査や経過観察をおこい、病院は高度医療に時間と力を注ぎ乳腺外科医が疲弊しないような役割分担ができれば幸いです。
また術後の内分泌療法(注射)は診療所でよいと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
乳腺診療に力を入れている先生方が判ります。 一層の輪が広がることを期待します。
★次回連携医師指名
都立駒込病院 有賀智之先生

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
患者さんの不安がないように、情報のやり取りを細かくさせていただいております。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
患者さんにも医療者側にもメリットのある連携体制の基幹病院としての役割を果たしたいと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
病院サイドとクリニックサイドのお互いの顔が見えるような情報の発信拠点となることを期待いたします。
★次回連携医師指名
次回の連携は中村外科・小児科の中村明彦先生にお願いいたしました。

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Vol.17 - 2012年5月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
主な連携先は川崎市立川崎病院/聖マリアンナ医科大学/国立がんセンター中央病院です。川崎市立川崎病院はクリニックの近所にあり、毎週水曜日に手術と外来を行って、若手医師の指導もしています。クリニックで新たに診断された乳癌の患者さんの中で、私が継続して診療することを希望された患者さんが対象です。術後照射、緊急入院などもスタッフの顔がみえる関係が構築されておりますので、依頼しやすいです。手術後はクリニックでフォローすることが多いです。他の2施設は、手術を含めて診療の継続を依頼しております。術後治療が終了してから、クリニックでのフォローすることが主です。患者の希望にそって、連携先を決めています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
入院治療が必要な場合以外は、できるだけ患者に寄り添った質の高い医療を提供した いと考えています。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
安心して患者さんを紹介できるように、診療の質(得意分野など)が分かりやすい相互の情報提供の場となることを期待します。
★次回連携医師指名
慶應義塾大学 外科の神野浩光先生を推薦します。


Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
TBCの前身となる医療連携システムの構築に関わらせていただきました。現在でも当院の清水千佳子先生が意欲的にTBCに関わってくださっています。
患者さんにとっては敷居の高い病院のようですが、紹介元の先生を通して気楽に当院システムを利用していただいています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
現場の負担にならない医療連携システムの構築を提言してゆきたいと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
広い意味でのお互いの顔が見える医療連携にご協力いただきありがとうございます。
東京エリア以外のより広域な連携ネットワークとの情報交換もお願いいたします。
★次回連携医師指名
むらくにクリニック  村國 均先生です。

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Vol.16 - 2012年4月

Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
紹介医の先生から引き継いだことを大切に守り、患者様の信頼を得られるような診療を心がけています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
患者様が安心して、また気軽に足を運べるクリニックを目指しています。病院の先生方との連絡も大切にしていきたいです。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
乳がん罹患率が年々増加する中で、このようなネットワークができたことは、たいへんすばらしいことだと思います。
これから、ますます連携の輪が広がっていくことを期待します。
★次回連携医師指名
国立がん研究センター中央病院乳腺外科の木下貴之先生です。


病院医師
北里大学病院 蔵並勝先生

北里大学病院

蔵並勝先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
がん診療連携拠点病院としてパスの作成や医師会の先生方と交流する機会が増えました。広い裾野を持つ乳がん診療を、画一的なパスだけで行うことはむずかしいと感じています。沢山の医療者の方との出会いに努めています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
神奈川という比較的限られた地域で、気心の知れた仲間をつなぐハブとなりたいですね。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
TBCを目標に、神奈川県内で乳腺診療を行っている仲間で“神奈川乳腺診療ネットワーク:KBN”を設立しました。ホームページもできあがりました。お立ち寄りください。
⇒ http://kanagawa-breast.net/
★次回連携医師指名
次回連携医師指名として、いしいクリニック石井先生をご紹介させていただきます。

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Vol.15 - 2012年3月

クリニック医師
もみやまクリニック 籾山信義先生

もみやまクリニック

籾山信義先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
患者さんがこれまで受けてきた前医の治療を褒めること。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
勤務医と患者さんの負担を減らすクリニック医師でありたい。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
TBCに参加しなければ知り合うことのできなかった多くのドクターとの交流に感謝し、更なる発展を期待します。
★次回連携医師指名
クリニック乳腺外科の石井先生をご紹介させていただきます。


Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
まずは近隣のクリニックで意欲のある医師と連携しています。
また、千葉県市川地区のマンモグラフィ勉強会などに参加し、地域の医師や技師さんたちの交流に努めています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
千葉県内には、都内と比較すると乳腺専門医の所属する基幹病院、クリニックが少ないですが、その分、フットワークを良くして連携を広めていきたいです。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
千葉県で取り組んでいる連携クリニカルパスにも参加していますが、なかなか機能していないのが現実です。
患者さんのために、より現実的で機能的なシステムの構築、普及に貢献してくれることを期待します。
★次回連携医師指名
平松レディースクリニックの平松秀子先生にお願いします。

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Vol.14 - 2012年2月

クリニック医師
平野胃腸科クリニック 小石彩先生

平野胃腸科クリニック

小石彩先生
Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
癌研有明病院と東京歯科大市川総合病院と医療連携をとっています。
当院で診断して紹介した患者さん方の、手術後の創部の診察や術後経過観察、ホルモ ン療法を中心に行っています。
また最近は癌研有明病院で良性と診断されたかたの経過観察や定期的な検診も行って います。
患者さんのちょっとした不安にすぐに対応できるよう努力しています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
連携マップをみると千葉県内での連携はまだ少ないようなので、都内近郊の専門病院と千葉県内の患者さんの橋渡しのようなクリニックを目指します 。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
まだ地域での診療を始めたばかりで、TBCの存在は知っていましたが参加したことがありませんでした。 今回を機に是非参加させていただき、たくさんの先生とお話させていただきたいと思います。
★次回連携医師指名
東京歯科大学市川総合病院 乳腺外科 高山 伸先生にお願いしたいです。


Q1.病診連携で実践していることは何ですか?
連携の在り方についての議論を通じて信頼関係を構築できているTBCのクリニックには、積極的に患者さんの術後フォローを中心にお願いしています。逆に連携しているクリニックで再発が疑われたり、治療方針や臨床試験についてのお問い合わせがあったりした場合には、軽いフットワークと弾力的な対応を心がけています。患者さんには、連携は「バトンタッチ」ではなく、「遠くの主治医」と「近くの主治医」ですとお話していますので、その約束を守る責任があると肝に銘じています。
Q2.連携の中でどんな役割を果たしたいですか?
がん専門病院の腫瘍内科医としての役割を果たしながら、TBCでは、ネットワークに参加されている先生方のパッションをつなぎ、心のこもった連携が実現できるよう支援していきたいと思います。
Q3.TBCのような連携ネットワークにどのようなことを期待しますか?
単なる「連携」ではなく、一体感のある「連係プレー」が理想です。乳癌以外を御専門とされている医師、コメディカルや行政など、患者さんのサバイバーシップに関するステークホルダーをより広く巻き込んで、患者と社会のニーズに応えられる包括的な「連係」を、TBCに参加されている皆さんと一緒に創っていきたいと思います。
★次回連携医師指名
もみやまクリニックの籾山信義先生にお願いいたします。

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Vol.13 - 2012年1月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
TBC発足と同時期に、ブレストクリニック築地は開業しました。乳癌術後の病診連携に特化したクリニックとして立ち上げました。その際、TBC委員の先生から、お声掛けをいただいたことが参加のきっかけです。
Q2.TBCに参加して良かったこと
勤務医と開業医が、学閥や同門などの枠をこえて、時には、「そこまで言っちゃっていいの?」と言いたくなるような発言が聞こえるTBC、先進的で素晴らしい会だと思います。
Q3.TBCに参加する意義
乳癌医療に限らず、大病院内完結型医療の時代は終わりを迎えつつあります。勤務医と開業医、そして学閥の壁を越えて生きていく術を、TBCは教えてくれるような気がします。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
いつの日か、TBC委員のNo1とNo2(仮に委員長、副委員長)、お一人が勤務医、もうお一人が開業医になれば、さらに素晴らしい会になると、勝手ながら思います。もちろん、心の底からのご親友同士で。
★次回インタビューは
国立がん研究センター中央病院 清水 千佳子 先生


病院医師
がん研有明病院 岩瀬拓士先生

がん研究会有明病院

岩瀬拓士先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
東京都の連携パス作成に関する仕事を担当することになった時期と重なり、乳腺の患者さんが希望する連携先は地域のかかりつけ医ではなく、近くにある乳腺専門のクリニックではないのかと考えていた時にこのTBCに出会いました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
クリニックの先生と直接話をすることができ、相手の顔が見えること。それぞれのクリニックで何ができて、何ができないかがわかったこと。
Q3.TBCに参加する意義
診断や治療の方針、地域連携に対する考え方、スムーズな連携実現のためのアイデアなどとにかく意見を出し合って、地域で乳腺診療に取り組んでいる病院の人もクリニックの人も多少の意見の相違はあってもお互いに理解を深めることが必要と感じています。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
乳腺専門クリニックと専門病院との連携は患者さんにとっても安心できる真っ先に実現可能な連携の在り方だと感じています。患者さんや行政も巻き込んでその問題点を出し合い、医師の都合だけを考えた独りよがりの会にならないように注意したいものです。
★次回インタビューは
TBCが固定した小さな会に縮こまってしまわないように、新しい仲間を紹介したいと思います。市川市で乳腺診療を支えている平野胃腸科クリニックの小石彩先生です。

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Vol.12 - 2011年11月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
地域医療の中で、自分のできる役割は何かを知りたいと思いました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
まだ参加回数は数えるほどですが、日常は紙や電子信号でしかおつながり出来ない先生方と、生で絆を深める機会があることです。
Q3.TBCに参加する意義
切磋琢磨です。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
TBC内で画像や診療情報などネットワークを構築共有して、相互方向に、クリニック、病院、受診者がそれぞれ情報をスムーズに取り出せることカンファランスや、コンサルテーション、遠隔診断などが、on siteで、できるようになれば素晴らしいと思います。
★次回インタビューは
次回の先生は癌研有明病院の岩瀬 拓士先生にお願いできたら嬉しいです。

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
アメリカより帰国して聖路加に戻ったときに、前ブレストセンター長であった中村清吾先生より、日本でもこんな風に連携をがんばっていると紹介され、参加を勧められました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
長い間アメリカにいて、周りの方々との交流がなかったため、TBCをとうしていろいろな方と出会えたことです。まさに、TBCが目指している[顔の見える連携」の大切さが体感できました。
Q3.TBCに参加する意義
変わりゆく日本の医療のなかで、連携やそれぞれのmissionを確認しながら、これからのあり方を共に模索していく意義があると思います。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
皆が同じ思いー乳がんの患者さんのためにーを持ちながら、それぞれのおかれている立場や現場からの意見を交換でき、それが連携につながっていく場だと思います。より多くのチームメートとの出会いを期待しています。
★次回インタビューは
いつもお世話になっている、まさに聖路加ブレストセンターと連携タッグの築地ブレストクリニックの猿丸先生をご紹介お願いします。

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Vol.11 - 2011年10月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
遠く九州がんセンター(福岡市)から都内の女性クリニックにやってきたので、土地勘がなかったため、顔と最寄り駅の分かる地域連携の重要性を感じていたことです。
Q2.TBCに参加して良かったこと
医師だけでなく、参加したクリニックのスタッフ(受付・ナース・技師・事務)も乳癌の診療連携に興味を持ってくれて、患者さんのためにできることは何かを職種ごとに真剣に考えてくれるようになり、院内のチーム医療の質も向上したこと。
Q3.TBCに参加する意義
毎回、趣向を凝らした研究会とその後の情報交換会から得るものは大きいです。とくに理念を持って開業された先生方の熱い思いや信条を伺うと、私も初心を忘れず頑張ろうという気力がわいてきます。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
TBCの参加施設間の紹介が優先されるようなシステムをつくってくださると有難いです。研究会では、婦人科や整形外科など乳癌のサバイバーシップに深く関わる他科の先生からの最新情報も聞きたいです。
★次回インタビューは
次の先生は聖路加国際病院の山内英子先生にお願いいたします。


病院医師
虎の門病院:川端英孝先生

虎の門病院

川端英孝先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
中澤プレスセンタークリニックの中澤英樹先生にさそっていただいたから。
Q2.TBCに参加して良かったこと
多くのクリニックの先生方と知り合いになれたこと。
Q3.TBCに参加する意義
継続することでコミュニティーの輪がひろがること。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
会の中身にもう少し実学的な話題(マンモグラフィー、エコー、MRI、病理などをテーマにした講演、discussion)があってもいいように思います。
★次回インタビューは
ピンクリボンブレストケアクリニック表参道 島田菜穂子先生にお願いしてみてください。

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Vol.10 - 2011年9月

クリニック医師
八王子乳腺クリニック:三坂武温先生

八王子乳腺クリニック

三坂武温先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
連携という対患者様への医療提供体制に以前より興味がありました。偶然この会の情報が得ることができ、初回から参加させて頂いております。
Q2.TBCに参加して良かったこと
多くの施設の先生方と情報交換が可能なこと。また新しい知識、見解が得られることが私にとっては大きなメリットです。また、この会を通じて、患者様へより多くの情報提供が可能になったことは良かったと思います。
Q3.TBCに参加する意義
顔の見える連携を現実化できる場であること、ここでの情報や見解を多くの患者様に提供できることが何より有意義です。西東京地区は乳腺科の医療過疎地区です。多くの都内、近郊の先生方と知り合い、スムーズな医療連携を行うことが、より良い患者様への医療提供ができると考えており、今後も毎回参加予定です。TBC参加の先生方へ。今後共、色々とご指導、ご鞭撻、多くの情報提供をお願い致します。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
現在行われている東京都の連携パスを用いた際の問題点、疑問点などのディスカッションしていただけると助かります。
★次回インタビューは
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 乳腺内分泌外科 川端英孝先生をご指名させて頂きます。


病院医師
昭和大学病院 明石定子先生

昭和大学病院

明石定子先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
増え続ける乳癌患者さんにより満足の高いfollow up systemの構築に医療連携必須と考えており、参加させていただきました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
紹介状でしか存知あげなかった先生に直接お目にかかることができ、経過観察依頼の患者さん紹介の際 に、自信をもって患者さんに説明できるようになっ たこと。またどういう患者さんを紹介すればよいのかクリニックの先生のニーズも知る事ができること。
Q3.TBCに参加する意義
様々な地域からいらっしゃる患者さんに対応できる よう、連携の輪を広げることができること。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
連携ノートが十分に活用されていないように思います。 広く周知お願いいたします。
★次回インタビューは
銀座ウイミンズウエルネスクリニックの片岡明美先生にお願いいたします。

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Vol.9 - 2011年8月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
医療連携システムはがんセンターや聖路加でも立ち上がり始めており、私は区内の開業医ということでその輪に参加させていただいていたことが、このTBCの世話人会に招かれた理由かと思います。
それがきっかけで、その以後もご案内をいただいております。
Q2.TBCに参加して良かったこと
きっかけはどうあれ、そのあと続けて参加するのは、毎回のテーマがよいことと遊び(笑いと感動・驚き)があるからでしょうか。
Q3.TBCに参加する意義
紹介先の先生に症例のその後を伺ったり、これから紹介したい症例のタイミングなどを具体的に相談できることは実用的です。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
様々な最新設備と、各種の治療法が準備されていても、医療は医者を通して与えられます。それらを駆使して、最善の治療が選択され、各症例に適した態度と言葉で提供されると信じて、紹介医に患者を託すのです。ですから信頼に足る医者を見極めることは重要です。TBCのワークショップは、内容も勉強になりますが、医者個人が表現される場でもあり、その意味で他の会にはない特徴を築いています。まずは企画者に脱帽ですが、この集まりが、個性とその才能を生かしつつ、お互いに信頼し協力しあえる医者に成長することができる場となることを期待します。
★次回インタビューは
国立がん研究センター中央病院 明石定子先生


病院医師
聖マリアンナ医科大学 津川浩一郎先生 聖マリアンナ医科大学 津川浩一郎先生

聖マリアンナ医科大学

津川浩一郎先生

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
聖路加国際病院ブレストセンター勤務時代に病診連携をお手伝いしていた関係から、参加させていただきました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
クリニックや都内の一線病院でご活躍の先生方と顔見知りになれたこと、病診連携の課題や問題点を認識することができたこと。
Q3.TBCに参加する意義

顔が見える連携のため情報交換をする、お互いの立場を知り尊重する、地域を含めたチーム医療を実現する。

★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
神奈川県に移りましたが、東京との結びつきもやはり強いことを実感しています。また、大学病院で指導する立場になり、若い先生方、コメディカルの方々にもこういった地域連携の会に積極的に参加してもらうようにしたいと考えています。
★次回インタビューは
八王子乳腺クリニックの三坂武温先生を指名させていただきます。

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Vol.8 - 2011年7月

クリニック医師
まつもとクリニック:松本匡浩先生

まつもとクリニック

松本匡浩先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
2008年5月に開業し様々な医療機関と連携をとりたいと思っていた矢先、MRさんからTBCの事を聞き、これはと思い参加の意を伝えたところ発表をすることになって参加いたしました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
大学病院の先生方や病院の先生、開業医の先生方など、学会などでも直接声をかけられない方々に出会えてお話しが出来るようになったこと。連携もそうですが相談しやすくなりました。
Q3.TBCに参加する意義
今現状の乳癌に関しての考え方や、連携の仕方など皆さんの考え方を聞くことが出来ること。また、自分の意識を高めることが出来ることです。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
TBCにて症例検討会(1例程度)など出来たら勉強になりますので、お願いしたいと思います。
★次回インタビューは
聖マリアンナ医科大学 津川浩一郎先生をお願いします。


病院医師
がん研究会有明病院 乳腺センター 飯島耕太郎先生

がん研究会有明病院

乳腺センター:飯島耕太郎先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
TBCの準備委員に選んでいただき、当初から参加しております。もともとがん研自体に連携があまり進んでなかったことも参加したきっかけです。
Q2.TBCに参加して良かったこと
専門分野に限ってもなかなか知り合いの和がひろがらないものですが、特にクリニックで尽力されている先生と直接お話ができたり、その人となりを知ることができたことです。
Q3.TBCに参加する意義
同じ専門をもつ人の輪が広がるです。それと、安心して患者さんを紹介できる先生が増えることもあります。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
単なるガイドライン的知識でなく、実地のKnow-howの共有ができるようなこともあるといいです。あと、黒井先生のお話はやはり外せません。
★次回インタビューは
銀座プリマクリニックの小池道子先生にお願いしたいと思います。

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Vol.7 - 2011年6月

クリニック医師
Kクリニック山王:管重尚先生

Kクリニック山王

菅重尚先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
以前より、基幹病院での乳腺外来の忙しさはどうにかしなければと思っておりました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
今まで、直接はお話できていなかった先生方とお話できる機会ができ、安心してお任せできるようになったことです。
Q3.TBCに参加する意義
患者さんにより多くの選択肢を提供することができ、また、質の高い医療を提供できるようになることです。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
今後も、よりよい連携のため、また、定期的な顔合わせの機会として、長らく存続して頂ければと思っています。
★次回インタビューは
癌研 有明病院 飯島耕太郎 先生 でお願いいたします。


Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
実はわたくしはTBCのもともとの発起人であります。当時、都立駒込病院でわたくしが、国立がんセンターで清水千佳子先生が、ほとんど同じ時期に、乳腺専門医による地域連携という似た構想を考えていたところでした。それぞれが同じゴールを目指していることがわかり、ひとつの会への統合をすることとなりました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
実際に、多くのクリニックの先生とお会いし、協働できたことが一番大きいです。
学会などでも、大きな病院の先生がたとは一緒になることが多いですが、クリニックの先生と同じように会を実施していく機会はとても少ないと思います。
またいろんな企画を考えて実施することができました。
ボツになったものもたくさんありますが。
Q3.TBCに参加する意義
どれだけバーチャルですむ要件が増えても、やはり顔を合わせる時間と場所をもつことはとても大事です。
また、いろんな課題を一緒に考えてみたいですね。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
会自体が非常に大きな集まりになっており、専門医以外からは少し参加しづらい面があるかもしれません。地域を分けた、もう少し小さな会があれば、他科の先生も参加しやすいと思います。乳癌の地域連携の模範となるような会であり続けて欲しいと思います。
★次回インタビューは
立川のまつもとクリニック 松本 匡浩 先生にお願いします。 twitter仲間です。

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Vol.6 - 2011年5月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
開業して一人で全てを行うようになると、新しい流れに置いていかれてしまうのではないかと不安になります。そんなときに声をかけて頂き第一回目から参加しています。
Q2.TBCに参加して良かったこと
知り合いにならなければ聞けないような本音の話を聞くことができて、日々の診療に役立っています。
Q3.TBCに参加する意義
紹介先の病院やクリニックの先生のお人柄までお伝えして紹介できることは患者さんにも安心して頂けます。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
毎回楽しい企画があり楽しみにしています。
★次回インタビューは
埼玉医科大学国際医療センター 佐治 重衡先生


病院医師
東京医療センター:松井哲先生

東京医療センター

松井哲先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
当院では2007年から独自の連携パスを作りネットワークを構築していました。他施設の乳腺専門医の方々がどのようにして連携に取り組まれているかを参考にするために、TBCに参加させていただくようになりました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
連携の具体的な進め方は参考になりました。特に、多忙な中でも診療所やクリニックの先生方が多数参加されており、提携先の先生方のお話は役立ちました。 直接お会いすることで、連携への障壁は少なくなったと思います。
Q3.TBCに参加する意義
乳癌患者さんを中心に据えて、病院側と診療所側の医師が本音を出し合える良い機会と考えています。
専門医が多数参加されており、コンセンサスミーテイングの様な雰囲気も感じます。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
会自体が非常に大きな集まりになっており、専門医以外からは少し参加しづらい面があるかもしれません。地域を分けた、もう少し小さな会があれば、他科の先生も参加しやすいと思います。乳癌の地域連携の模範となるような会であり続けて欲しいと思います。
★次回インタビューは
Kクリニック山王 菅 重尚先生

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Vol.5 - 2011年4月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
TBCは聖路加国際病院乳腺外科に在籍中、立ち上げる時期から参加させていただい ており、病院側より見えにくかった診療所の先生方と知りあうとても良い機会である と感じていました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
当初は、診療所の先生方の熱意のあるお考えに感銘を受けたことを憶えています。患者様にも自信をもってご紹介できるようになりました。現在は診療所側となりましたが、信頼しあえる連携は患者様の信頼にもつながることを実感し、連携の重要性をひしひしと感じています。今では聖路加国際病院だけではなく、TBCに登録されている病院に広くご紹介する機会も増えてきました。
Q3.TBCに参加する意義
患者様の連携だけではなく、病診、診診間でドクターの交流ができることにとても意義があると感じています。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
患者様により身近に感じていただくため、病院、診療所の先生方が一堂に会した市民公開講座などができれば良いかと思います。
★次回インタビューは
東京医療センター 松井哲先生


病院医師
虎の門病院:三浦大周先生

虎の門病院

三浦大周先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
連携の輪を拡げたいと思っていた時に、知人より話があり参加することになりました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
多くの友人の先生方と出会い、しっかり診断、教育された患者さんを紹介して頂いています.そして患者さんを通じて先方の先生方の人となりを知り得たことが良かったと思います。
Q3.TBCに参加する意義
今まで手紙でしか知らなかった先生方と実際に顔を見て話ができ、じかに話をすることでお互いのニーヅを共有できる、そのような場を提供してくれるところ。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
より連携の輪を拡げることは大切だと思います.ただ同業者だからこそ起き得る狎れ合いのようにならないようにして頂きたいと思います。
★次回インタビューは
中澤プレスセンタークリニックの中澤英樹先生

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Vol.4 - 2011年3月

クリニック医師
ベルーガクリニック:富永祐司先生

ベルーガクリニック

富永祐司先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
患者様個々人の生活環境や性格を考え、連携医の選別を行なうにために、本音で連携医とお話ができる場を求めて参加しました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
学会等の場とは違った姿を見る事ができ、肩書きだけの名医ではなく、信頼して患者様を見て頂ける私が惚れ込んだ情熱のある正しいことが言える『良医』と出会えた事です。
Q3.TBCに参加する意義
無駄な医療費を使わず最大の利益を得られる乳癌術後10年を目標として、患者様がこの10年を『人生で価値ある時間であった!』と感じて頂ける連携をする事です。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
病院とクリニックの縦の連携だけではなく横の連携と、千葉県・埼玉県・神奈川県の近隣3県での治療の方も連携ができるように患者様の利益を考えた視野の広い連携の構築を行なうことで、がん難民を作らないことをお願い致します。
★次回インタビューは
虎の門病院の三浦大周先生


病院医師
東京済生会中央病院:越田佳朋先生

東京済生会中央病院

越田佳朋先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
総合病院で乳腺外来担当し、地域との医療連携の大切さを日々感じていたためです。
Q2.TBCに参加して良かったこと
多くの施設の連携状況について知ることが出来ました。またいろいろな施設の先生方と実際にお会いし、これまでよりも一層スムーズな連携がとれるようになったことです。
Q3.TBCに参加する意義
“患者さんにとってのより良い連携”を多くの医療施設の先生方とすすめていける点です。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
より多くの医療施設が参加し、この会の情報が患者さんに共有されることで更に良い連携がすすむことを期待します。
★次回インタビューは
桜新町濱岡ブレストクリニック 濱岡剛先生

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Vol.3 - 2011年2月

Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
TBCには第2回から参加しましたが、当時は横須賀共済病院に勤務しており、東京での病診連携を学んで神奈川に広めるつもりが、気がついたら診療所側になっていました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
いろいろな先生方と実際にお話しできて、特にTBCでは診療所側の先生方にもたくさんお会いできてよかったです。
Q3.TBCに参加する意義
「顔の見える連携」が可能になり、よりよい病診連携から「患者さん中心の乳がん診療」の環境整備ができることです。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
連携マップを拝見しますと、参加病院は山手線の東半分に集中しているようで、もう少し西側の病院も増えると、よりよいネットワークが構築できるのではないかと思います。
★次回インタビューは
済生会中央病院 越田佳朋先生


病院医師
東京大学医学部付属病院:多田敬一郎先生

東京大学医学部
付属病院

多田敬一郎先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
東大病院に異動して、医療連携がないと診療が成り立たないと考えたことがきっかけです。
Q2.TBCに参加して良かったこと
真摯に乳腺医療に取り組んでおられる多くの先生方にお会いできたことです。
Q3.TBCに参加する意義
TBCは、東京近郊の女性の方々に質の高い乳腺医療を提供することを可能にするネットワークと考えます。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
当科の目標は、より良い乳腺診療ができると同時に、より多くの優れた乳腺専門医を輩出する施設となることです。なによりもTBC参加の皆様のご支援を賜りたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
★次回インタビューは
ベルーガクリニック 富永祐司先生

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Vol.2 - 2011年1月

クリニック医師
堀メディカルクリニック 院長:堀文子先生

堀メディカルクリニック

院長 堀文子先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
既に多施設と個別の方法で医療連携を行っておりましたが、より連携の輪を広げたいと思っていた際に運営委員のお話があり、参加させて頂きました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
他施設の先生方の生の声が聞けるため実際にどのような連携を望んでいるかがわかり、適した施設を紹介しやすくなりました。それにより新たな施設とも連携が開始できました。
また、他施設間の連携が学べ、その良い所を取り入れて以前より連携がよりスムーズに行えるようになりました。
Q3.TBCに参加する意義
自院に適した連携施設を探せる。
既に上手に連携を行っている施設や連携を開始したい施設の先生方に疑問点やノウハウを直接聞け、実際に始める参考になる。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
単なる紹介や逆紹介に留まらず、より進化した連携の形を提起できる場へと発展させられたらと思います。
★次回インタビューは
東京大学医学部附属病院 乳腺内分泌外科 多田敬一郎先生


病院医師
三井記念病院:福内敦先生

三井記念病院

福内敦先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
チーム医療の考え方を、院内から地域に広げるにはどうしたらいいかと思っていた時に、TBCを知りました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
東京近郊で乳腺に関係する医療者のうち、とくに連携を意識した人たちの、名前ではなく、直接顔が見え、連携にかける思いや気持ちを聞くことが出来ること。
Q3.TBCに参加する意義
患者さんは、知らないところを紹介されたら、見捨てられたと不安になりがち。
「この先生(施設)は、私も個人的によく知っていて安心していいよ」と言えるようになること。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
安心の医療を継続して提供するために必要な場です。乳腺にかかわる婦人科の先生方とも連携の和をひろげられたらと思います。
★次回インタビューは
二子玉川ブレストクリニック 浜口洋平先生

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Vol.1 - 2010年12月

クリニック医師
大塚ブレストケアクリニック 院長:大塚恒博先生

大塚ブレストケア
クリニック

院長:大塚恒博先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
もともと聖路加国際病院ブレストセンターと医療連携パスを作成しており、その後TBCと合流という形になりました。
Q2.TBCに参加して良かったこと
何回か会を重ねる度に、役員の諸先生方はもとより、センター病院の先生方や、開業医の先生方とお互いに知り合うことができ、顔の見える関係になり、連携がしやすくなりました。
Q3.TBCに参加する意義
実際に良く知った先生を紹介できるので、患者様に自信をもって紹介できるので、患者様の不安軽減につながると思います。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
東京医療連携手帳や診療報酬にて連携の加算もスタートするので、TBCから徐々に連携を開始し、それがどんどん広がっていけば幸いです。
★次回インタビューは
三井記念病院の 福内 敦 先生


病院医師
順天堂大学順天堂医院:齋藤光江先生

順天堂大学順天堂医院

齋藤光江先生
Q1.TBCに参加するきっかけ、動機
準備委員に選んでいただいた関係で参加しました。もし、そうでなかったなら・・と考えますと、センター集中化でパンクする外来を何とかしたいという思いで、参加していたと思います。
Q2.TBCに参加して良かったこと
  1. 病診連携に興味のある乳腺領域の医師・看護師・患者が都内にどれくらいおられるのかがわかる。
  2. 馴染みの無い施設の方と、少なくとも顔見知りの関係になれ、もともと親しい異施設の同僚には、現況と情報交換ができる。
  3. 医療連携に関連した講演を聴くことができ、勉強になる。
  4. 毎回、何らかのサプライズの企画があり、楽しめる。(クロージング・リマークスもお楽しみの一つ)
Q3.TBCに参加する意義
医療連携の足がかりができること。少なくとも、連携を考える時間を設けられること。
★今後のTBCに希望する事等メッセージをひとことお願いします
欲を言えば、お見合いパーティーや講演会を超えた、もっと積極的に連携システム(日本全国〜世界の連携モデルになるような)を構築するような活動につなげられれば良いと思う。薬物療法の安全管理面での議論も必要なため、薬剤師も参加してもらいたい。
★次回インタビューは
堀メディカルCL 堀文子先生

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バックナンバー

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Vol.24 - 2012年12月   杏林大学医学部付属病院 井本滋先生
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Vol.22 - 2012年10月 四谷メディカルキューブ 長内孝之先生 がん研有明病院 蒔田益次郎先生
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Vol.20 - 2012年8月 大塚ブレストケアクリニック 関根進先生 国立がん研究センター中央病院 乳腺外科 北條隆先生
Vol.19 - 2012年7月 中村外科・小児科医院 中村明彦先生 都立駒込病院 有賀智之先生
Vol.18 - 2012年6月 むらくにクリニック 村国均先生 慶應義塾大学医学部 外科 神野浩光先生
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Vol.12 - 2011年11月 ピンクリボンブレストケアクリニック表参道 島田菜穂子先生 聖路加ブレストセンター 山内英子先生
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田園調布ファミリークリニック乳腺クリニカ 片岡明美先生
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Vol.2 - 2011年1月 堀メディカルクリニック 院長 堀文子先生 三井記念病院 福内敦先
Vol.1 - 2010年12月 大塚ブレストケアクリニック院長 大塚恒博先生 順天堂大学順天堂医院 齋藤光江先生

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